それは突然やってきた
ハードディスクのクラッシュ。ハードディスクが壊れる事・故障することを、クラッシュする といいますが、それは突然やってきました。パソコン歴の長い人なら、1度くらいは体験した事があるかも知れません。
あれは、2001年01月の下旬でした。
システムとは別の、データ用のハードディスク(IBM製品 20GB、7200rpm)に突然アクセス出来なくなりました。ビデオ編集用に取り付けたもので、メールなどの重要データは入っていませんでした。
壊れたドライブに割り当てた Gドライブ、Hドライブはそれぞれ0バイト。完全にアクセス不能。読む込む時の音が明らかにおかしくなっています。
「もう、これはネタにするしかない!」 という事で、その時の音を録音したのが、下のMP3ファイルです。
データを読みに行く → キズなどで読めない → また読みに行くの繰り替えしで、このようなリズムの音になるのでしょう。それにしても、1年も経ってないのにいってしまうとは・・・。
最近はハードディスクの高密度化・大容量化が進んでいて、5400rpmの製品でも十分速いので、これ以後は壊れやすい7200rpmの製品でなく、5400rpmの製品にしようと思ったものです(^^;
クラッシュの音をもっと聞きたい方へ
上で紹介した、クラッシュの音をもっと聞きたい方へ朗報です(笑)
HITACHIのページに、クラッシュした時のWaveファイルが置いてあります。
それはまたやってきた。復旧は?
1月の事件から約 2ケ月経った時の事です。
春休みでしばらく空けたアパートに戻ってきて、パソコンを起動。「変な音がするな〜」と思ったらいきなりハードディスクの電源が落ちてPCが静かに・・・。すると PCから変なニオイが!(笑)
すぐに電源を切ってパソコンの中を開けたら、ハードディスクが下の写真のようになっていました・・・。
画像の中にも書いてありますが、製品名は Quantum社のFireball lct08。容量は13.0GB。回転数 5400rpm、ATA/66規格です。
使い始めて 2年以上経っていました。それにしても、チップが溶けているって、このハードディスクは一体何があったのでしょう?(^^;
これは、完全な物理的故障なので、ソフトウェアによるハードディスクの復旧・復活・修復は望めません。本気でデータを取り出すためには、専門業者さんにお願いするしかありません。 全く同じハードディスクの基盤に交換すれば、低い可能性で読み込めるかも知れませんが・・・。
クラッシュに見舞われない為に
どんな物でも、最後には壊れます。ハードディスクもその例外ではありません。 最近は、ハードディスクの高密度化・大容量化が進み、クラッシュした時の被害は昔よりも大きいものになっています。出来るだけハードディスクのクラッシュに見舞われないようにするには、
○あまり高速なディスクは使わない
最近のドライブは、5400rpmの製品でも、(高速なデータ移動が求められる)デジタルビデオ編集でも耐えられる速度を持っています。5400rpmに比べ、7200rpmの製品は回転数が高い分だけ壊れやすくなります。高速転送が必要でないのなら、出来るだけ遅いディスクを使うのも良いでしょう。
○高速なハードディスクには冷却ファンを
高速化には発熱が伴います。5400rpmの製品に比べ、7200rpmあるいはそれ以上の製品は発熱量が大きくなります。ドライブによっては発熱によって性能が大幅に低下するものもあります。高速ドライブには、冷却ファンを取り付け、安定動作させるようにした方が良いでしょう
○こまめなバックアップを
これは、ハードディスクのクラッシュの為だけではないですが、やはりこまめなバックアップは必要です。いざという時にすぐに復旧できるよう、重要なデータは MO、CD-R(W)等に保存しておきましょう
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